
2009年03月28日
好きなブログ
いろいろ好きなブログがあるかとおもいますが
私が最近好きなのが
http://web.d-department.jp/blog/
ナガオカケンメイさん。
東京にいるときに
D&DEPARTMENTが自宅の近所にオープンし、
熱海とかの倒産したホテルのアメニティとかを販売していて
ダサかっこいい! オシャレさ
みたいな部分に感動したのでした。
リサイクルってかっこいい! の先駆者だったのですね。
その後、D&Dでカリモクの家具を販売スタート。
カリモクブームを作った方です。たぶん。
ナガオカケンメイさんをホンマにいいな~とおもったのがブログ
「畑に行くのに化粧が濃いのは明らかに何か変だ」
ほぼ毎日。最近ずっと1通づつ手紙が届きます。学生から70歳過ぎのおじいちゃんまで、いろんな土地の消印のついた封書が届きます。
何かそういうものに感動して、何にそう感じたかは忘れたけれど、今年の年賀状は手書きにしよう。そう思って一生懸命昨年末にやっと40人くらいのお世話になった方々に手書きの年賀状。新年のご挨拶ってのは今はあきらめ、一日に数枚のペースでなんとかリストアップした600人に夏までにはお礼のカードを送りたいなと、思ってます。
クラフトデザインテクノロジーという文房具のブランドの中に、お気に入りのアイテムがあります。外観はまるで万年筆。キャップをとるとそれはなんと筆ペン。試し書きにいろいろとそのよく出来た筆のタッチでヒュルヒュル、えいっと書いてみる。何に感動しているのかわからない感動。違和感と感動。大切なことと懐かしさ・・・・・・・。ん、うまく言えない。このうまくいえないことに秘めた大切なことが、最近、重要なのでは、と。そう思います。
昔の手紙は筆と墨。それが鉛筆になり、万年筆になり、ボールペンになり、サインペンになり、ワープロになり、パソコンとプリンターになり、メールになった。紙がなくなり、筆が消え、ついに画面の中の打ち込みの文字になった。たぶん、その違和感を「筆ペン」という何かを継承しようとしているものが刺激したのだろう。僕は思い切り刺激され、大きな違和感が残った。今もそれは気持ちの中にある。
翌日、訪ねてきてくれたクラフトデザインテクノロジーの松下さんに紹介されたその「筆ペン」を自由が丘に買いにいった。その複雑な気持ちの謎を解きたかったからだ。別にそれを買って何かを書いて、誰かに送ったりするためではなく、「筆ペン」を買って、使いながら考えたかった。このブランドがなぜ、筆ペンをハイテクボールペンと同じラインナップの中に入れたかではなくて、筆ペンが何かを伝えているような気がしたからだ。もちろん、このブランドにも、そんな何かに気がついた気配は感じている。
あれから数日だったけれど、僕には未だ答えは分かっていない。分かっているのは、感じる違和感の中に、とても大切なことが隠されているという感触だ。
昔、テレビの何かの番組で、田舎に休暇をとって休みに行くシーンで、香水をつけた女性を「田舎にいくのに香水をつけるなんて田舎ものね」と言うのがあって、その「田舎ものね」というのは、どういう意味かはわからないけれど、なぜだか、最近感じる違和感を思うとき、いつも繰り返しこのシーンが頭に出て来る。それは「不自然」ということなのだと思う。
筆ペンに感じるのは「不自然」という違和感だ。それが衰退しつつ、筆ではないものでそれを代用している不自然な感じ。僕らの生活の中には、その「不自然」がたくさんある。大切なものを通り越して、何かでそれを代用しながら、若干の後ろめたさを解消しつつ、その先には、電子メールになっていったようなある種の不幸な結末がある。
不自然さを超越すれば、かっこいいのだろうか。自然に戻れば正しいのだろうか。どっちが正しいかわからないで、フラフラと自分探しをする真ん中に、たぶん、筆ペンはいる。筆にもどるか、メールになってしまうか。それを考えさせるために、筆ペンはあるような、そんな気持ちでしばらくこの筆ペンと一緒にいる。
畑にいくのに濃い化粧をするのは明らかに何か変だ。最新号のブルータスを見て、表紙を飾っている人たちのそんな様子に、筆ペンを振り切って、紙とペンと筆がなくなって、なにかが吹っ飛んでいる様子に見えた。そして多くの人がそういうことに気がつかなくなっている。それは本当にかっこいいことだろうか。
雑誌の中で大根を引っこ抜く女性の写真から、気のせいか香水が匂った。
↑
いいデザインするよな~と
尊敬していた表紙登場のデザイナーS氏と、
その周囲の空気から
クリエイターという
「うそくさ」さに
幻滅していただけに
ナガオカケンメイのコメントにほっとしたのだった。
断言できます。
世の中で一番のクリエイターは
農家さんです。
なのにクリエイターを名乗る人が小手先で
同じフィールドでフェイク(化粧とかね)するのはゆるせないっす。
クリエイトって何やねん!
デザインしてきたその種はなんやねん!
を聞きたい。
編集者として
この写真を表紙としてヨシとした
編集者の良識にかなり疑問。
だったのだ。
私が最近好きなのが
http://web.d-department.jp/blog/
ナガオカケンメイさん。
東京にいるときに
D&DEPARTMENTが自宅の近所にオープンし、
熱海とかの倒産したホテルのアメニティとかを販売していて
ダサかっこいい! オシャレさ
みたいな部分に感動したのでした。
リサイクルってかっこいい! の先駆者だったのですね。
その後、D&Dでカリモクの家具を販売スタート。
カリモクブームを作った方です。たぶん。
ナガオカケンメイさんをホンマにいいな~とおもったのがブログ
「畑に行くのに化粧が濃いのは明らかに何か変だ」
ほぼ毎日。最近ずっと1通づつ手紙が届きます。学生から70歳過ぎのおじいちゃんまで、いろんな土地の消印のついた封書が届きます。
何かそういうものに感動して、何にそう感じたかは忘れたけれど、今年の年賀状は手書きにしよう。そう思って一生懸命昨年末にやっと40人くらいのお世話になった方々に手書きの年賀状。新年のご挨拶ってのは今はあきらめ、一日に数枚のペースでなんとかリストアップした600人に夏までにはお礼のカードを送りたいなと、思ってます。
クラフトデザインテクノロジーという文房具のブランドの中に、お気に入りのアイテムがあります。外観はまるで万年筆。キャップをとるとそれはなんと筆ペン。試し書きにいろいろとそのよく出来た筆のタッチでヒュルヒュル、えいっと書いてみる。何に感動しているのかわからない感動。違和感と感動。大切なことと懐かしさ・・・・・・・。ん、うまく言えない。このうまくいえないことに秘めた大切なことが、最近、重要なのでは、と。そう思います。
昔の手紙は筆と墨。それが鉛筆になり、万年筆になり、ボールペンになり、サインペンになり、ワープロになり、パソコンとプリンターになり、メールになった。紙がなくなり、筆が消え、ついに画面の中の打ち込みの文字になった。たぶん、その違和感を「筆ペン」という何かを継承しようとしているものが刺激したのだろう。僕は思い切り刺激され、大きな違和感が残った。今もそれは気持ちの中にある。
翌日、訪ねてきてくれたクラフトデザインテクノロジーの松下さんに紹介されたその「筆ペン」を自由が丘に買いにいった。その複雑な気持ちの謎を解きたかったからだ。別にそれを買って何かを書いて、誰かに送ったりするためではなく、「筆ペン」を買って、使いながら考えたかった。このブランドがなぜ、筆ペンをハイテクボールペンと同じラインナップの中に入れたかではなくて、筆ペンが何かを伝えているような気がしたからだ。もちろん、このブランドにも、そんな何かに気がついた気配は感じている。
あれから数日だったけれど、僕には未だ答えは分かっていない。分かっているのは、感じる違和感の中に、とても大切なことが隠されているという感触だ。
昔、テレビの何かの番組で、田舎に休暇をとって休みに行くシーンで、香水をつけた女性を「田舎にいくのに香水をつけるなんて田舎ものね」と言うのがあって、その「田舎ものね」というのは、どういう意味かはわからないけれど、なぜだか、最近感じる違和感を思うとき、いつも繰り返しこのシーンが頭に出て来る。それは「不自然」ということなのだと思う。
筆ペンに感じるのは「不自然」という違和感だ。それが衰退しつつ、筆ではないものでそれを代用している不自然な感じ。僕らの生活の中には、その「不自然」がたくさんある。大切なものを通り越して、何かでそれを代用しながら、若干の後ろめたさを解消しつつ、その先には、電子メールになっていったようなある種の不幸な結末がある。
不自然さを超越すれば、かっこいいのだろうか。自然に戻れば正しいのだろうか。どっちが正しいかわからないで、フラフラと自分探しをする真ん中に、たぶん、筆ペンはいる。筆にもどるか、メールになってしまうか。それを考えさせるために、筆ペンはあるような、そんな気持ちでしばらくこの筆ペンと一緒にいる。
畑にいくのに濃い化粧をするのは明らかに何か変だ。最新号のブルータスを見て、表紙を飾っている人たちのそんな様子に、筆ペンを振り切って、紙とペンと筆がなくなって、なにかが吹っ飛んでいる様子に見えた。そして多くの人がそういうことに気がつかなくなっている。それは本当にかっこいいことだろうか。
雑誌の中で大根を引っこ抜く女性の写真から、気のせいか香水が匂った。
↑
いいデザインするよな~と
尊敬していた表紙登場のデザイナーS氏と、
その周囲の空気から
クリエイターという
「うそくさ」さに
幻滅していただけに
ナガオカケンメイのコメントにほっとしたのだった。
断言できます。
世の中で一番のクリエイターは
農家さんです。
なのにクリエイターを名乗る人が小手先で
同じフィールドでフェイク(化粧とかね)するのはゆるせないっす。
クリエイトって何やねん!
デザインしてきたその種はなんやねん!
を聞きたい。
編集者として
この写真を表紙としてヨシとした
編集者の良識にかなり疑問。
だったのだ。
Posted by クリエイティブエンゾ at 01:03│Comments(2)
この記事へのコメント
あのBRUTUSの表紙に違和感をもった私は
まだ正常でしょうか?!(笑)
ナガオカさん、数ヶ月前に弊社へ講演に来られましたが
素敵な方でした。
そういえば、来月沖縄行きまーす!!
まだ正常でしょうか?!(笑)
ナガオカさん、数ヶ月前に弊社へ講演に来られましたが
素敵な方でした。
そういえば、来月沖縄行きまーす!!
Posted by sao at 2009年03月28日 02:35
saoちゃん
ほっ、よかった。
正常だよぅ。
違和感感じない人が絶対おかしぃ。
saoもDDすきそーー。
沖縄にもできてくれないかな~。
来沖まってますな!
2週目たっだらイベントたのしーーよーー
ほっ、よかった。
正常だよぅ。
違和感感じない人が絶対おかしぃ。
saoもDDすきそーー。
沖縄にもできてくれないかな~。
来沖まってますな!
2週目たっだらイベントたのしーーよーー
Posted by クリエイティブエンゾ
at 2009年03月28日 12:45
